《地元の子供たちに地元のしじみの味を伝えたい》
私が子供のころは、涸沼で採れたしじみのお味噌汁が食卓に並ぶのが定番でした。今は色々な種類のお味噌汁がある中で、やっぱり自分が育ってきた環境で育つ子供たちには、地元の味をしっかり伝えていかなくてはならないと思い、涸沼の漁師さんや小学校の先生方に協力していただき給食で子供たちに食べてもらうことができました。
《茨城新聞ニュースに掲載していただきました【涸沼シジミで学校給食 茨城町】》
涸沼シジミで学校給食 茨城町
- 地元漁業者から提供されたシジミが給食に出されて喜ぶ茨城町立石崎小の子どもたち=同町中石崎
涸沼産シジミ150キロを使ったしじみ汁が2日、茨城町内の幼稚園と小中学校の給食に出され、子どもたちは地元の味覚を楽しんだ。
シジミは、ひぬま川水産(野口浩美代表)に所属する漁業者6人が町に無償提供。しじみ汁として約3000人分の給食に追加され、町内産米のご飯やニラとモヤシの炒め物などとともに、子どもたちへ届けられた。
同町中石崎の町立石崎小(西田弘子校長)の2年1組の児童からは「しじみ汁、おいしい」「貝の中で一番好き」などの歓声が上がった。祖父が提供漁業者の一人という藤枝杷那(はな)さんは「おじいちゃんのシジミはおいしい。土日を除いて毎日働いている」と話した。
西田校長は「地元産のものを食べることで、涸沼の自然を大事にしていこうという子どもたちが育っていくことを期待している」と願いを込めた。